音楽/コラージュ/映像作家の Hiromichi Sano に10の質問
・自身が制作する音楽や主宰する ITKAKU について迫る
Q1.名前と周りからの呼ばれ方を教えて下さい
A.佐野広道です。周りからは基本サノくんと呼ばれています。
Q2.生年月日を教えて下さい
A.1993年12月7日です。
Q3.普段何をして生活をしていますか
A.工場で勤務しています。布の生地を加工する工場です。
Q4.アートの世界にのめり込んだきっかけを教えて下さい
A.高校の図書室で「20世紀の美術家500」という本を見たのがきっかけです。絵画、立体、インスタレーション、映像やパフォーマンスが紹介されている本で毎朝読んでいたのを覚えています。青くて持ち運びやすい大きさの本で、聖書みたいって感じていました。
Q5.今、みんなに見せたい自分の作品を教えて下さい
A.「SAVE POINT」という音楽アルバムです。hiphop,rapミュージックをベースに、僕らにとっての"落ち着く場所"であったり"忘れたくない瞬間や場所"について作曲しました。曲の多くが神戸の町や舞子の海が舞台になっているのですが、参加した二人の中学の同級生のおかげで何というか、表情豊かな(?)作品に仕上がりました。
Q6.どこでどんな風に制作されたのか教えて下さい
A.僕の自室で主にLogicを使って作りました。作ったビートを聴きながらリリックを書いて、収録してミックス、マスタリングって感じですね。この部屋にメンバー3人が集まってメロディーをみんなで考えたりしました。
Q7.主にどんな音楽からインスピレーションを受けて制作されていますか
A.リリックについてはKOHHや般若とかですかね、昔からシンプルな言い方を好む傾向がありますかね。好きなアーティストとしていつも答えるのがChance the rapperなんですが、僕の音楽を聴いた人に「この感じ、Chance好きっぽい」と言われます。あと、もっと自分のルーツを深く辿るなら、小学生の時に習っていたピアノ。ついついピアノを使いがちで、ピアノが入ったビートを作るのが好きです。
Q8. SAVE POINTの名義でもある「ITKAKU」の発足について教えて下さい
A.みんなが集まって映画を作ったり音楽を作ったり、絵を描いたりする場所を作りたいという目標があって発足しました。「ITKAKU」がユニット名なのかレーベル名なのかブランド名なのか僕もよくわからないんですが、「場所を作りたい」という目標を持った初心を忘れないためにITKAKU "artroom"と添えています。僕が一人でアルバムを作ろうとしているのを中学の同級生であるハチくんが一緒にやりたいといって、それにつられてもう一人加わり今は3人のユニット名みたいな感じになっていますね。
Q9. ITKAKUという名前の由来を教えて下さい
その3人で元町のバーで飲んでいるときになぜかイッカクの話になって、それがきっかけです。あんな現実離れした生き物がこの世にいるっていうのがすごいよね、みたいなことを話していたと思うんですが、とにかく「イッカク」っていう響きが気に入ってITKAKUにしました。エッジが効いた感じがして気に入っています。
Q10. 今後やりたいことについて教えて下さい
SAVE POINTを持ってできるだけたくさんライブをしてみたいです。そこでの交流でまた見えてくるものがあるでしょうし、期待しています。そしてハチくんのアルバムを作ること。今、彼の創作意欲が爆発しかけているので、この瞬間の熱を逃したくないです。
あと、ITKAKUに携わってくれている人たちの記事を書きたいです。ここから僕らクリエイター、アーティストのことを発信したいです。
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